9.『浜村渚の計算ノート 8冊目 虚数じかけの夏みかん』
「横浜で謎解きイベント「私立赤煉瓦学園」にエントリーした渚と武藤。街中に隠されたヒントを探し、盗まれた”学びの夏みかん”を奪還するゲームだ。イベントの主催者は、悪名高いドクター・ピタゴラスの教え子。そして「黒い三角定規」首領が追う、あの男も横浜に……数学的大事件が起きる予感が! 全3編。」
9冊目は青柳碧人さん著「浜村渚の計算ノート 8冊目 虚数じかけの夏みかん」です。
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①全体の感想
今回、武藤さんが渚たち中学生に交じって謎解きイベント参加するのですが、中学生たちと会話する武藤さんの絵が好きなので、今作はより楽しく読めた気がします。最後には大きな展開が起こったので、次巻がとても待ち遠しいです。
②気になった点
・ドクター・ピタゴラスの生存
武藤さんが観覧車でアドミラル・ガウスと話をした後、アドミラル・ガウスは用意していたヘリでその場を去ろうとします。しかし、そのヘリには死んでいたと思われていたドクター・ピタゴラスがいました!「落第だ」____そう言ってドクター・ピタゴラスはアドミラル・ガウスに麻酔銃を打ち込みます。
以前から皆藤ちなみは、彼は実は生きていることを仄めかしていましたが、その登場の仕方がカッコよかったですね。今作のお気に入りの場面です。次回作の出だしを早く見たいです。
・武藤さんと中学生達
横浜での謎解きイベント「私立赤煉瓦学園」に、武藤さんと渚たち中学生数名がイベント用の制服に着替えて参加するのですが、武藤さんの親しみやすさもあってか、中学生達のお兄さんみたいな立場になっており、会話にも親しみがあってとても楽しく読めました。その中でもやっぱり渚ちゃんの武藤さんに対する信頼っていうのがよく分かりました。
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以上です、ありがとうございました。
朝起きるのが苦痛になってきました。