2018-01-01から1年間の記事一覧
珍樹ハントとは、樹木幹や枝に、動物や有名人にそっくりな模様や形を見つけること。なんともバカバカしいこの遊びに魅せられ。珍樹ハンターとなった著者はこの道十数年。二千点を超えるコレクションから、実物に「会い」に行きたくなるような写真を大公開! …
「「私は殺人鬼を解き放ってしまったのか?」 元裁判官・梶間勲の隣家に、二年前に無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。愛嬌ある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い……。武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴む。しかし梶間家の周辺…
ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった――。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チ…
先天的に色彩感覚をもたずモノトーンの視覚世界で暮らす人々がいるピンゲラップ島とポーンペイ島。原因不明の神経病が多発するグアム島とロタ島――脳神経科医のサックス博士はミクロネシアの閉ざされた島々に残る風土病の調査に訪れる。島の歴史や生活習慣を…
逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…。東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに光はきざすのか。心ゆさぶるラストまで息もつがせぬ傑作長編。第二回中…
「塩の街」 塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女、秋庭と真奈。世界の片隅で生きる2人の前には、様々な人が現れ、消えていく。だが―「世界とか、救ってみたくない?…
「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまった。世界からひとつ、またひとつと、ことばが消えてゆく。愛するものを失うことは、とても哀しい……。 言語が消滅するなかで、執筆し、飲食し、講演し、交情する小説家を描き、その後の著者自身の断…
重い腎臓病を抱え、命懸けで将棋を指す弟子のために、師匠は彼のパンツをも洗った。弟子の名前は村山聖。享年29。将棋界の最高峰A級に在籍したままの逝去だった。名人への夢半ばで倒れた”怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感…
忙しい時期は終わったとぬかしながらブログに読書感想を書いていないですね、すみません。 以前図書館で本を7冊借りて読み進めてはいるのですが、返却期間にぎりぎり間に合うかどうかって状況で長々と感想を書いている時間が無いというのが言い訳です。 ツイ…
動物のサイズが違うと機敏さが違い、寿命が違い、総じて時間の流れる速さが違ってくる。行動圏も生息密度も、サイズと一定の関係がある。ところが一生の間に心臓が打つ総数や体重あたりの総エネルギー使用量は、サイズによらず同じなのである。本書はサイズ…
「妻が、悪性腫瘍のために余命一年と告げられた。作家の夫は、妻に余計な心配をかけないようにする以外、出来ることはない。せめて、毎日気持ちの明るくなるような話を書いて、読んでもらおうと考えた───。第一回『詰碁』から一日一話えお妻に捧げ、『最終回…
21冊目は岸見一郎さん著「アドラー心理学入門」です。 構成は 第一章 アドラーはどんな人だったか 第二章 アドラー心理学の育児と教育 第三章 横の関係と健康なパーソナリティ 第四章 アドラー心理学の基礎理論 第五章 人生の意味を求めて となっています。 …
「泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場───。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、そ…
「「どんな仕事でも、有能な人間になるには次の3つが欠かせない。それは天性と勉強、行動力だ」という格言があるが、ビジネスでは、頭を使い、情熱をもって実践していくことが成功の秘訣だ。どんなにありきたりでつまらないと思われることでも、決められた仕…