雑談3
最近読書の時間をあまりとれておらず、次の読書感想はもう少し先になりそうです。
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先週ふと「読んだことのある小説が原作になっている映画を観てみたいな」と思い、DVDをレンタルしてきました。
「私の男(桜庭一樹さん)」「明日の記憶(荻原浩さん)」「県庁おもてなし課(有川浩さん)」の3本です。
感想としては、観て良かった、と思いました。小説を読むときは、文章からなんとなく人物像であったりとか背景などは頭の中で構築しながらストーリーを追っているのですが、やはり映画の中で映像つきで観てみると迫力がありました。
「私の男」では、血の繋がった親子でありながら肉体関係を結ぶ淳吾と花の淫靡的な表現がうまく再現されており、時間の経過における二人の心の変化もよく伝わってきました。
「明日の記憶」では、記憶が消えても、妻、枝実子に対する佐伯の愛は消えない、深い繋がりがひしと伝わり、ラストは泣けました。小説でどういう言葉を発するかを知っていても、俳優さんの感情を含んだものだと段違いに感情が揺さぶられました。
渡辺謙さんの演技、見入りました…
今まで映画には興味がなくほとんど観たことがなかったのですが、これからは興味が少しでも湧いた作品があれば、観てみようと思います。小説には小説の、映画には映画の独特の良さがあることを知れてよかったです。
後日、「県庁おもてなし課」も観てみます。